高森明勅24 時間前3 分皇位継承問題皇位継承問題のステージは立法府の総意を目指す国会協議へ皇位継承問題への政府·国会の取り組みは結局、「皇位継承」という本来のテーマには当面、手をつけない(!)方向がほぼ固まった。 これまで進められて来た各党での党内意見の集約の結果、政府が国会に検討を委ねた「白紙回答」でしかない(!)有識者会議報告書プランを、立憲民主党と共産党を...
高森明勅5 日前3 分皇位継承問題皇位継承問題、私の見通しが外れ少しでも良い決着を願う私はこのところ柄にもなく、政治の具体的なスケジュールへの見通しについて述べて来た。 皇位継承問題が今国会中に一先ず決着し、今のままなら有識者会議報告書の提案(内親王·女王が婚姻後も皇籍にとどまられるが配偶者やお子様は国民というプランと、旧宮家系子孫男性が皇族との養子縁組で皇...
高森明勅6 日前2 分皇位継承問題故·安倍元首相が語った「なぜ男系を維持すべきか」故·安倍晋三元首相は生前、皇位の男系継承を今後も維持しなければならない理由について、以下のように語っていたという(谷口智彦氏『日本の息吹』令和5年9月号)。 「男系染色体がね、父から息子に綿々とつづく男系染色体がね、それ自体がね、とうとい(尊い)んじゃないんだね。父、息子っ...
高森明勅4月14日2 分皇位継承問題なぜ男系か、危機にどう立ち向かうか、男系論者の主張を整理皇位継承問題を巡って、「男系派と女系派が対立している」という誤解があるようだ。 しかし、“女系派”というレッテルに該当する主張や勢力は、存在しないはずだ。 皇位継承資格から男系を除外して女系だけに限定するとか、男系よりも女系を優先させるべきだという主張は、私が知る限りどこに...
高森明勅4月12日3 分皇位継承問題皇位継承問題を巡る今後の政治プロセスへの大まかな見通し皇位継承問題の大詰めが近付いて来た。そこで念の為に、この問題が一先ず決着するまでの、今後の政治プロセスの全体的な見取り図を、示しておく。 現在、政府から有識者会議報告書の提案について検討を委ねられた国会の各政党·会派での意見集約が、ほぼ終わろうとしている。...
高森明勅4月8日3 分皇位継承問題敬宮殿下の皇室論=「困難な道を歩む国民に心を寄せる」4月2日、宮内庁は敬宮殿下の日本赤十字社ご就職に際して宮内記者会の質問への文書回答を公表。そこには敬宮殿下ご自身の「皇室」観が率直に表明されている。以下の通り。 「私は、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下を始め、皇室の皆様が、国民に寄り添われながら御公務に取り組んでいらっしゃ...
高森明勅4月5日3 分皇位継承問題旧秩父宮家などへ養子縁組という産経新聞のスクープは誤報?先頃、産経新聞が皇位継承問題に関連して他のメディアでは報じていない内容を、2度にわたって報道した。 自民党の懇談会で、旧宮家系子孫男性が旧秩父宮家など既に廃絶した宮家を養子縁組によって継承するという、常軌を逸した案が検討される、と(3月16日付·24日付、内藤慎二記者ほかの...
高森明勅4月3日3 分皇位継承問題皇籍取得、婚姻による場合と養子縁組による場合の違い今更ながらごく初歩的な整理を。これまで行われて来た「婚姻」による皇籍取得が合憲なのに、政府が提案したいわゆる旧宮家系子孫男性に限定した「養子縁組」による皇籍取得プランが違憲とされる理由を、いまだに理解できない向きもあるようなので。...
高森明勅4月1日1 分皇室敬宮殿下、皇室のご公務と日赤の仕事の両立という「無私」天皇·皇后両陛下のご長女、敬宮殿下はこの4月から人生の新しい歩みに踏み出される。 これまでの学生から、日本赤十字社の常勤の嘱託職員というお立場に、お移りになった。 「嘱託」という勤務形態は、成年皇族としてのご公務を重視されている為だ。...
高森明勅3月31日2 分皇位継承問題皇位継承問題、民意と永田町の空気感の隔絶の背景とは何か?敬宮殿下におかれては、この度、初めての単独のご公務として伊勢の神宮と神武天皇陵へのご参拝を行われた。お迎えした現地の人々の歓迎ぶりを見ると、あたかも「皇太子」をお迎えしたかのようだった。 人々にお応えになる殿下のご態度も、高貴かつ優美でいらっしゃりながら、親しみに溢れておら...