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  • 執筆者の写真高森明勅

新年一般参賀

平成30年1月2日。

快晴。

皇居へ。

この日は新年一般参賀。 午前最後のお出まし(3回目)が11時50分。 それに間に合うように午前10時半に 大手町駅D1出口付近で待ち合わせ。

ところが参賀の人達の行列が、 地上から地下の駅通路にまで続いている。 例年の正月とは比べものにならない人出。 セキュリティチェックを済ませても、 ぎっしりの人並み。 いつまでも正門にたどり着けない。

その遥か手前で、陛下がお出ましの時間になった。

宮殿前の広場(東庭)に集まった人達の 万歳の声が遠く響いてくる。 それを二重橋のずっと手前の行列の中で聞くことになった。 こんな経験は初めて。

息子に 「仕方がないので、ここで万歳三唱をしよう」 と声をかけた。

「えっ。ここで?」 すっかり尻込みしている。

息子が唱和できなくても、関係ない。 私が1人、 お姿も拝見できないまま、 お出ましの方角に向かって、 行列の中から声を限りに万歳をしようと思った。

だが、それすら恥ずかしく、 迷惑そうな様子。

更に、周囲の何百人か何千人かの 人々を驚かせるのも良くない、と思い直した。

万歳はグッと我慢。 陛下が奥にお戻りになった気配を確認して、 途中から引き上げた。 実に残念。 宮内庁の発表では、 参賀に集まった人々の数は、 12万6720人(5回のお出ましの累計)。 平成になって最多だったようだ。

これまでの最多は、皇太子殿下がご成婚後 初めての新年参賀だった平成6年で、 11万1700人(8回のお出ましの累計)。 今年の12月23日と来年の1月2日の参賀は、 それぞれ今回を更に上回る人出になりそうだ。

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