「男尊女卑」が皇統を危うくする
天皇陛下にご聡明でご健康なお子様がいらっしゃる。にも拘らず、その方が女性なら、ただ“女性だから”というだけの理由で、絶対にご即位が認められないというルール。それに違和感を感じるか、感じないか。
国民の敬愛を集める天皇陛下に立派なお子様がいらっしゃる。しかし、親である天皇が女性なら、ただ“女性だから”というだけの理由で、そのお子様は絶対にご即位が認められないというルール。それに違和感を感じるか、感じないか。
しかも、側室制度が無く、非嫡出の皇位継承資格は否認されている。つまり、継承資格を「男系男子」に“狭く”限定していたら、間違いなく行き詰まることがもはや明らか。それでも、上記のルールを維持することに違和感を感じるか、感じないか。
更に、前近代における“シナ由来”の「姓」の男系継承の観念も、既に社会的影響力を失った。加えて、旧宮家系国民男性に“新しく”皇籍取得を可能にするという、改めて考えるみる迄もなく、元から実現可能性が薄く、将来の安定継承には繋がらない“目先の気休め”でしかないものの、いわゆる男系派にとっては“唯一”の解決案だったはずの方策さえ、もはや選択肢から除外されている。にも拘らず、上記ルールにいつまでも拘ることに違和感を感じるか、感じないか。
「感じない」という人は、国民の中では“ごく一握り”にとどまるだろう。そういう感覚の持ち主は率直に言って、およそ桁外れな男尊女卑と言わざるを得ない。男尊女卑こそ皇位の安定継承への道を阻む最大に障害だ。
3月の岡山でのゴー宣道場は「女性が輝く時代は来るか?」というテーマ。楽しみだ。応募の締め切りが迫った。2月26日。明日だ。