「男尊女卑」有識者会議
安倍内閣に設置された「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」で専門家(?)からヒアリングを行った時に、驚き呆れる場面があった。
「あるヒアリングメンバーは有識者会議の会合に呼ばれた際など、部屋に入るなり、『女性がおるのか』と発言したのです。つまり皇室の議論を行う会議のメンバーになぜ、女性がいるのか、という意味ですよね。女性の有識者が質問をすると、『女性が質問をするのか』と真面目に答えない」(「週刊朝日」3月6日号)ー
同会議の座長代理だった御厨貴氏の証言。だから、信憑性は高い。
にわかに信じがたいほどの「男尊女卑」ぶり。現代の、それも内閣が設置した公式の審議機関での光景とは思えない“野蛮”さだ。恐らく、上皇陛下のご譲位に反対した面々の中の1人だろう。
一体、どういう基準で人選をしたのか。それとも“安倍首相推薦枠”で押し込んだのか。「皇室の議論を行う会議」にこういう人物を招く感覚自体が、既に異常と言う他ない。