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執筆者の写真高森明勅

ライブ+オンライン

ライブ+オンライン

ライブ+オンライン


高森稽古照今塾。

7月からは対面講義(ライブ)を復活する(11日)。

しかし、それだけではなく、Zoomを使った講義(オンライン)も“同時平行”的にやる。

今回の新型コロナ騒動をきっかけに、高森稽古照塾(非公式の別名=爆笑!目からウロコ塾)は、ライブ+オンラインによる“ハイブリッド”型へと、「進化」することになった。


勿論、これは私の手柄ではない。

100%、塾運営サイドの発意と努力による。

感謝。

塾ではこれまで2回(5・6月)、Zoomによる双方向的なオンライン講義を行った(大学の講義は私の場合、YouTubeによる一方的なもの)。


これは貴重な体験になった。

ひたすらカメラの前に行儀よく座りながら(ライブなら“行儀悪く”動き回る)、目の前にはいない若者達を笑わせなければならない(何故かこれが最優先!)。

その上で、取り上げたテーマについて、彼らがこれまで知らなかった、正確な知識と先端的な見方を、分かりやすく伝える必要がある(こちらは二番手?)。


それで2時間、間延びしたりダレたりすることなく、受講者全員に、集中力と適度な緊張感を維持させなければならない。

これは案外、簡単ではない。

しかし、簡単ではないだけに、私自身にとって良い経験になった。


例によって、特別な準備は何もせず(カッコよく言えば日常不断に準備中)、その場で自分の感覚が命じるままに、全力で新しいやり方に挑戦した。結果、少なくとも受講者の感想文を読む限り(勿論、お世辞が混じるはずだから、ある程度は割り引いて受け取らねばならないだろうが)、特に大きな失敗ではなかったようだ。


何より、受講者の並々ならぬ“向学心の高さ”が有難い。

さて、初めてのハイブリッド講義は首尾よくやれるだろうか。

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