9月18日、皇居・赤坂御用地周辺の「気まま清掃奉仕」を行った。元々は15~18日にかけて、正式な皇居勤労奉仕が予定されていた。高森稽古照今塾のメンバーを中心に、平成30年からご奉仕を続けている。しかし、新型コロナ禍の影響で、今回は宮内庁から“見合せ”の連絡が入っていた。これは当然。
でも、そのままご奉仕を諦めるのが残念だったから、私の提案で、既存の勤労奉仕とは違う形の、皇居・赤坂御用地の“外”での「気まま奉仕」を計画した。
団長を務めたIさん(女性)の尽力で準備万端整う。参加者全員が「ボランティア保険」にも入った(1人=300円)。こういう保険があることは、今回、初めて知った。
午後1時に信濃町駅に集合。大阪からM君(男性)が上京して参加してくれた。彼は事前勉強会にも来てくれていた。又、他にも元々、都合がつかず奉仕団のメンバーには入っていなかったSさん(女性、一昨年のご奉仕に参加)が私のブログを読んで、“気まま奉仕”という比較的自由な形で行うことを知って、I団長に頼んで飛び入りで加わってくれた。勿論(もちろん)、大歓迎。
この日、気温は比較的高め。熱中症になる恐れがあったので、皆、マスクは外した。2班に分かれて赤坂御用地周辺からスタート。ゴミを拾いながら、皇居方面に移動する。大手濠緑地内にある和気清麻呂(わけのきよまろ)像の前では、清麻呂の事績について解説した。
像の周辺が以前より綺麗に整備されていた。これは嬉しい。
最後は、集めたゴミを浅草の清掃事務所に届けた。ゴミの中身は、煙草(たばこ)の吸い殻が一番多かった。他に、ペットボトルや空き缶などが、道路脇の生(い)け垣に隠すように捨てられていた。壊れたビニール傘も、わが班だけで3本も拾った。“大物”では、薄めのマットレスが捨ててあった。
予定通り、午後4時に2班がこの場所で合流できた。その後、神保町の銭湯で汗を流す。
気分爽快。銭湯に入るのは、去年のご奉仕以来か。打ち上げ迄、僅かに空いた時間があったので、古本屋を何軒か覗いた。それから三省堂書店も。
午後6時から水道橋の居酒屋で打ち上げ。生ビールの後、宮城県の銘酒・浦霞(うらがすみ)がうまい。参加者が順番に、熱意を込めて、それぞれの感想を語ってくれた。正式なご奉仕ではなかったけれど、各自、心に刻む思いがあったようだ。やはり、やって良かった。
しっかり来年のご奉仕に繋(つな)がりそうだ。
I団長をはじめ参加メンバーのみんな、お疲れ様。I団長には、ご本人が無理でなければ、来年の正式な勤労奉仕でも、引き続き団長を務めて貰いたい。よく頑張ってくれた。私はこの日、(いつもと同じ朝晩の愛犬の散歩は別にして)2万5千歩程、歩いた。それでも翌日、ほとんど疲れが残らなかった。年齢を重ねても、まだ体力は(極端には)衰えていない…かも(って気にする辺りが、既に年寄りの証拠か)。