12月29日は、秋篠宮家のご次女、佳子内親王殿下の26歳のお誕生日。1人の国民としてお祝い申し上げる。と共に、お詫び申し上げる。
つい先頃は、当事者であられる内親王方のお気持ちを予(あらかじ)め伺うこともなく、「皇女」制度案なる非礼かつ非人道的な(憲法上も問題を抱える)プランを、政府が勝手に検討している事実が、明らかになった。
これは危うい所で、国会サイドの機先を制した意思表明があって、一先ず取り下げられた。
しかし、今の制度のままでは、皇位継承の行方も、皇室の存続そのものも、早晩、行き詰まってしまう。それは明らか。悠仁親王殿下お1人だけが皇室の将来を担われることになる。
にも拘わらず、悠仁殿下のご誕生を口実に、課題は先送りされ続けて来た。
その結果、内親王方は皆様、ご自分の将来が(ご結婚と共に国民の仲間入りをされるか、
女性宮家の当主として皇室に残られるか)未定のまま、長い歳月が経過してしまった。
そういう状態を、“他律的に”押し付けらて来た。
まことに残酷な仕打ちが、私共の目の前で平然と行われて来たのだ。
皇室を敬愛しているはずの国民は、残念ながらそのような政治(政府・国会)の無為怠慢を、何ら為す所なく、見逃して来た。
まことに申し訳ないことと、お詫び申し上げる以外にない。来年こそ、内親王方の「引き裂かれた」未来をきちんと一定し、回復するべく、微力の限りを傾けることをお誓いする。