どうも皇室が存続して当たり前と錯覚している人がいるようだ。
勿論、とんでもない勘違いだ。
皇室が末永く存続し、皇位が出来るだけ安定的に継承されて行く為には、何が必要か。
さしあたり、最低でも次のような条件が欠かせないだろう。
①皇室の方々が憲法上、唯一の「日本国の象徴」であり、「日本国民統合の象徴」であられる天皇の役割及びその役割を支えるご近親としての責務と、それに伴うあらゆる制約や不自由を、自ら進んで受け入れて下さること。
②そのような皇室の存在に対して、制度上可能な範囲において最大限、人格と人権が尊重され、
名誉と尊厳が守られ、国民が皇室に対して敬愛と感謝の気持ちを持っていること。
③「構造的欠陥」を抱える皇室典範の現行のルール(側室不在で非嫡出・非嫡系の継承可能性が排除されにも拘らず「男系男子」限定)の根本的な見直し。
皇室の方々が様々な制約に耐えられながら懸命に国民の為に尽くして下さっているのに、国民の側はそのことに対する感謝も尊敬もなく、皇室の未来を閉ざしてしまうことが明らかなルールの変更(それは国民にしか出来ない!)にも無関心であれば、やがてどのような事態に立ち至るか。
普通の想像力があれば分かるはずだ。
追記
皇位の安定継承を願う有志国民によって行われている参院選候補者への個別アプローチの状況は、サイト「愛子天皇への道」参照。使命感をもって実際に行動されている方々に深く感謝申し上げる。