皇位継承問題を巡って男系限定維持論者は唯一の方策として旧宮家プラン(旧宮家系国民男性が
養子縁組又は何らかの法的措置で皇籍を取得できるように制度を変更する)を唱えて来た。しかし、憲法違反で一発アウト。
それでおしまいなのだが、(私がかねて指摘して来た)同プラン実現へのいくつもの難関の“最初”に位置する、そもそも皇籍取得の意思を持つ該当者がいるのか、という問題について念の為に触れておく。というのは、男系論者同士の間で発言に矛盾・対立があるからだ。
故・安倍晋三元首相は生前「いない」と明言されていた。
一方、別の人物は「複数いて、その数が増えつつある」(竹田恒泰氏、「産経新聞」平成24年2月29日付)などと述べている。
果たして、どちらを信用すれば良いのか?
私の頭の中では、「僕は“そんなこと”は言っていません」(キッパリ!)という誰かの声が、虚ろに響いているのだが…。
追記
9月5日公開のブログ「安倍元首相の発言から…」の最初の〇印の文章中、「生活習慣」とあるのは「生活を」の誤りなので、ここに訂正する。安倍氏の発言を不注意な変換ミスによって間違えたことについて、故人の御霊及び読者諸賢にお詫び申し上げる。