まだ年末は先なのでいささか気が早いが、今年のこれまでの出来事の中で、大きな意味を持ったと思えるものを取り敢えず5つ挙げると、以下の通りだろうか。
①10月23日、岸田文雄首相が臨時国会での所信表明演説で「皇族数の確保のための具体的方策」について「『立法府の総意』が早期に取りまとめられるよう、国会における積極的な議論が
行われることを期待します」と呼びかけた。
②同20日、新しく就任した額賀福志郎衆院議長が皇位継承問題への取り組みについて「各党の協議の経緯や状況を把握した上で立法府の考え方を整理していく」と議論の進展に意欲を示した。
③2月26日、岸田氏が自民党大会で総裁として「日本国民統合の象徴である皇室における安定的な皇位継承を確保するための方策への対応も先送りの許されない課題であり、国会における検討を進めてまいります」との決意を述べた。
④6月16日、小林よしのり氏『ゴーマニズム宣言SPECIAL 愛子天皇論』刊行、それをうけて7月23日、東京都内にて公論イベント「愛子さまを皇太子に」開催。
⑤11月17日、自民党「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の初会合。
今年から来年にかけて、皇位継承問題における大きな節目になる可能性が高い。それが問題解決に向けた良い方向への転機だったと振り返ることができるように、微力を傾けたい。
追記
①11月21日、nippon.comにインタビュー記事が公開された。翌日、Yahoo!でも配信。
②同24日、プレジデントオンライン「高森明勅の皇室ウォッチ」が公開された。
同日、Yahoo!でも配信。
③同25日の「皇位継承問題の現在地」との演題を掲げたミニ講演会は、狭い会場ながら椅子をいくつも追加するほど、予想外に多くの人たちにご参加戴いた。メジャーな作詞家の方やメディア関係者も。私のブログを熱心に読んで下さっている方々のご参加も嬉しかった。感謝。
懇親会も有意義な時間を過ごすことができた。