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執筆者の写真高森明勅

愛子天皇が現れても皇位の継承は安定化しないという誤解


愛子天皇が現れても皇位の継承は安定化しないという誤解

将来、敬宮殿下がめでたく即位されるかも知れない。

しかし、それによって安定的な皇位継承に繋がる訳ではない、という意見があるようだ。


この意見には、初歩的な誤解がある。

敬宮殿下が即位される前提となるはずなのは、今の皇室典範で初めて採用された側室が不在で一夫一婦制なのに「男系男子」限定という、歴史上かつて例を見ない窮屈な皇位継承ルールの見直しだ。


それによって女性天皇も女系天皇も可能になる。その結果、直系優先の原則に従って敬宮殿下が

次の天皇として即位されるという順序だ。それは、皇位継承の安定化の結果に他ならない。


つまり愛子天皇の登場は、安定的な皇位継承の指標と言える。

そこを誤解してはならない。


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