12月のプレジデントオンライン「高森明勅の皇室ウォッチ」では、天皇陛下の“魔法”めいた力を受け継がれた敬宮殿下の笑顔が、次々と人々に「連鎖する」話を取り上げた。
幸い多くの人々に読まれたようだ。
その中で、敬宮殿下の初の地方公務について良質な取材記事を引用させて貰った。
これを書いた記者はこれまで、しばしば独自の切り口から興味深い記事を発表しいている。
以前、取材を受けて以来、折々にメールのやり取りなども続けて来た。
今回、私の記事が公開されると早速、その記者から連絡を貰った。
同行取材をして、敬宮殿下が人々に笑顔、喜びの輪を広げる一方で、人々の笑顔、喜びが又、
殿下ご本人にも返って、ご本人を喜ばせ、笑顔にさせるという、連鎖を“上回る”喜びと笑顔の「循環」が生まれているのではないか。
そんな感想を伝えてくれた。
人々に「この人を何とかして差し上げたい」と思わせる君主の資質のようなものを身につけておられて、君主制の理想的な形が実現しているのを感じた、と。
現地で、殿下に接した一人ひとりに丁寧な取材を重ねた記者ならではの、鋭い洞察だろう。
この記者が、敬宮は記事を書く人まで嬉しくさせてくれる、と言っていた。
その記事を読んだ多くの人たちも嬉しくなったはずだ。
私自身も、先の記事を書いていた時は、幸せな気分だった。読者にも喜びの連鎖を繋ぐことができただろうか。来年は、皇位継承問題が一先ず決着を迎える可能性が、高まっている。
喜びと笑顔の輪を日本中に広げられるように、微力を尽くしたい。
どうぞ皆さんよいお年を。
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