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執筆者の写真高森明勅

皇室「自然消滅」の危機


皇室「自然消滅」の危機

皇室「自然消滅」の危機

今の皇室の姿。直視すれば実に危うい。


先ず、天皇陛下の次の「世代」の皇位継承資格者は、改めて言う迄もないが、秋篠宮家の悠仁親王殿下ただお1人だけ。今の制度のままなら、やがて宮家ゼロの極小の皇室になる。


それが分かり切っている場合、悠仁殿下のご結婚のハードルは極めて高くなる。最悪、悠仁殿下がご結婚できなければ、そこで皇室は行き詰まる。その可能性も残念ながら、今のままなら排除できない。では、めでたくご結婚できた場合はどうか。


工学博士の石原藤夫氏が「男系継続の確率計算」をしておられる。たった「1組のご夫婦」から出発して、不妊の可能性を一切考えないで、どの代も必ず3人(!)のお子様が生まれて、全員が無事に成人・結婚して又3人のお子様が生まれ…それがずっと続くという、現実にはあり得ない非常に楽観的な条件を仮定した場合は、どうか。


これほど“甘い”条件を前提としても「男系の男子」に限定した場合、4代続く確率は何と約2分の1、8代続く確率は約3分の1しかない、という厳しい結果になる。お子様が2人の場合だと、4代続く確率が僅か3分1、8代続く確率は10分1という、絶望的な結果になる。


このまま何もしなければ、皇室の「自然消滅」も決して大袈裟な話ではない。

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